Binanceは8日、金と銀に連動する無期限先物の提供を始めた。USDT建てで24時間取引に対応し、伝統金融との接点を広げる商品として展開する。The Blockが報じた。
対象となるのは、米ドル連動型ステーブルコインのTether(USDT)で決済する契約。暗号資産の無期限先物と同様、24時間取引が可能な仕組みを採用した。
第1弾として、金連動の「XAUUSDT」と銀連動の「XAGUSDT」を用意した。商品は、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の金融サービス規制庁(FSRA)の認可を受けたBinance傘下のNest Exchange Limitedを通じて提供する。
The Blockによると、BinanceはADGMの枠組みの下で必要なライセンスを取得した初のグローバルなデジタル資産プラットフォームだとしている。新たな無期限先物は、既存の暗号資産向け無期限先物と同じ手数料体系と決済システムを維持しつつ、伝統的な市場が休場する時間帯でも価格発見やリスク管理を支える設計という。
製品部門バイスプレジデントのジェフ・リー氏は、「今回の開始により、利用者は使い慣れたデリバティブの形式で伝統資産に継続的にアクセスできるようになった」とコメント。「伝統金融と暗号資産市場をつなぐ新たな橋渡し役になる」と述べた。
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