米シリコンバレーの有力VC、Andreessen Horowitz(a16z)は、ブロックチェーンの競争力を左右する要素としてプライバシーの重要性が高まっているとの見方を示した。プライバシー機能を備えたネットワークが、中長期的に優位に立つ可能性が高いとしている。
The Blockが7日(現地時間)に報じたところによると、a16z Cryptoのゼネラル・パートナー、アリ・ヤヒア氏は「プライバシーはブロックチェーンに不可欠な要素として定着しつつある」と述べた。世界の金融取引が本格的にオンチェーン化するには、プライバシーの確保が前提になると強調した。
a16zは、プライバシーを単なる付加機能ではなく、ネットワークのロックイン要因と位置付ける。パブリックブロックチェーン間では資産の移転が比較的容易な一方、プライベートデータの移転は難しい。このため、プライバシー対応のネットワークほど強いネットワーク効果を築きやすいと分析している。
加えて、セキュアメッセージングやシークレット管理の重要性も増している。
XMTP LabsのCEO、シェイン・マク氏は「量子耐性暗号は重要だが、中央サーバーに依存するシステムは依然として脆弱だ」と指摘した。その上で、分散型暗号化とオープンプロトコルが不可欠だと主張した。企業が機微データを安全に管理するには、中央集権型システムから脱却し、暗号化されたシークレット管理を基盤として組み込む必要があるとも強調した。
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