米ワイオミング州が、州政府発行のステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を始動した。米国の公的機関が発行するステーブルコインとしては初めてだという。Cointelegraphが8日(現地時間)に報じた。
ワイオミング州のマーク・ゴードン知事は、FRNTについて「米国の公的機関が発行する初の法定通貨に裏付けられた完全準備型ステーブルコインだ」と説明した。その上で、より低コストで迅速かつ透明性の高い取引手段となり、学校財源の確保や税負担の軽減にもつながるとの見方を示した。
FRNTは暗号資産交換業者のKrakenで購入できる。発行基盤にはSolanaを採用し、Stargateを通じてArbitrum、Avalanche、Base、Ethereum、Optimism、Polygonへの移転にも対応する。さらに、Avalanche基盤でVisaに対応するカードプラットフォーム「Rain」でも購入可能としている。
FRNTは、ワイオミング・ステーブル・トークン委員会が設計した。利用対象は個人・機関の双方で、米ドルと短期国債で全額裏付ける。準備資産から生じる利息収入は州政府に帰属する。
同委員会は2026年中に、追加パートナーの確保や州政府機関での展開、独自のステーブルコイン発行を目指す公的機関との連携を通じて、FRNTの普及を進める計画だ。
ワイオミング州以外では、ノースダコタ州も「Roughrider Coin」の発行を計画しており、年内に初回テストを実施する予定という。
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