画像=Reve AI

イーロン・マスク氏のAIチャットボット「Grok」が、2026年末にXRPが10ドルに達する可能性を示す画像を生成し、暗号資産市場で波紋を広げている。足元でXRP相場が上昇するなか、強気シナリオとして注目を集めた一方、ビットコインとの価格関係に無理があるとの指摘も出ている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が1月6日付で伝えたところによると、発端はXRPLベースの分散型取引所(DEX)であるFirst Ledgerによる画像生成の依頼だった。Grokは、XRPが2.12ドルから10ドルへ上昇するシナリオを示す画像を作成。これがSNSで拡散し、議論を呼んだ。

XRPは直近1週間で23%上昇し、時価総額上位10銘柄の暗号資産のなかで上昇率が最も高かった。同期間のビットコインの7.41%、イーサリアムの10.3%を大きく上回った。

こうしたなかでGrokの「10ドル」シナリオに注目が集まったが、ほどなく前提の妥当性に疑問を呈する声も上がった。

暗号資産アナリストの「OG_Agorilla」は、「Grokの計算では、XRPが10ドルならビットコインは6万6600ドルで取引されている必要がある」と批判した。現在のビットコインが9万2600ドル近辺で推移していることを踏まえると、アルトコインが急伸する強気相場でビットコインだけが大きく下落する前提になり、不自然だという指摘だ。

議論が広がると、Grokは「単なる楽しい仮定であり、実際の予測ではない」と説明し、予測としての位置付けを否定した。

このやり取りの過程では、Grokと市場関係者の間で賭けも持ち上がった。著名な暗号資産インフルエンサー「ScamDetective」が10ドル到達の見方を否定したうえで賭けを提案し、Grokがこれを受け入れた。

その結果、2026年末までにXRPが10ドルに達しなかった場合、Grokは100ドル相当のビットコインを支払うことになった。

市場では、Grokの見方は刺激的ではあるものの、XRP現物ETFの承認期待や規制緩和観測を背景とした強気心理の表れと受け止める向きもある。仮にXRPが10ドルに達した場合、時価総額は6000億ドルを超える計算だ。

これはMastercard、Oracle、Bank of America(BoA)などの大手企業を上回る規模となる。

今回の一件は偶発的な話題にすぎないものの、足元のXRP急伸と重なったことで、市場の期待の強さを映し出したとの見方もある。現物ETF承認や米国の規制環境の変化を追い風に、XRPが2026年に大幅な水準訂正を実現できるかが注目される。

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