スマートフォンのバッテリー消費が最も大きいアプリはNetflix――。ユーザー分析企業Elevateの調査で、Netflix、TikTok、YouTubeなど動画系アプリが上位を占めた。IT系メディアのPhoneArenaが4日付で報じた。
調査は単純な利用時間ではなく、実際のバッテリー消費への影響をもとに実施した。平均的な画面利用時間、データ使用量、1時間当たりの消費率、アプリを使っていない間のバックグラウンド動作時間を組み合わせ、月間の消費量を算出した。
首位はNetflixだった。月平均の利用時間は60時間で、バッテリー消費は満充電ベースで約1500%に達した。利用していない間も月13時間程度バックグラウンドで動作し、消費を押し上げたという。
2位はTikTok。月33時間の利用を前提にした消費量は825%だった。短尺動画が連続再生される仕様に加え、月10時間に及ぶバックグラウンド動作も消費増の要因とされた。
3位はYouTubeで、月間の消費量は540%。1時間当たりのバッテリー低下率は約20%で、月6〜7時間のバックグラウンド実行も影響した。
4位以下は、Threadsが460%、Snapchatが320%、CapCutとInstagramが各300%、Facebookが270%で続いた。9位のSpotifyは1時間当たりの消費率自体は5%と大きくないものの、音楽再生や同期によりバックグラウンドで長時間動作するため、累積の消費量が膨らんだ。
10位はChatGPTで、1カ月間の消費量は満充電2回分に相当する200%だった。1時間当たりのバッテリー低下率は20%とされた。
Elevateの関係者は「動画ストリーミングや編集アプリは利用中の消費が大きく、音楽アプリやSNSアプリは使っていない間もバックグラウンドで継続的に電力を消費するケースが多い」と説明している。バッテリー効率を高めるには、バックグラウンド更新の設定管理が重要だとした。
専門家は、バッテリー寿命を延ばすには不要なアプリのバックグラウンド実行をオフにし、アプリごとの利用時間やデータ使用量を定期的に確認するよう勧めている。省電力モードの活用や画面輝度の調整といった基本設定も、消費の抑制に有効だとしている。