写真=上海の大韓民国臨時政府庁舎。左から復元前、復元直後(1993年)、現在の様子。提供=Samsung Electronics

Samsungは、上海の大韓民国臨時政府庁舎の復元事業を進め、1993年4月に完成させていたと明らかにした。中国を国賓訪問中のイ・ジェミョン大統領が訪問を予定している同庁舎は、Samsung C&T社員の提案をきっかけに復元されたという。

イ大統領は4日から中国を国賓訪問しており、5日には習近平国家主席と首脳会談を行った。7日には上海の大韓民国臨時政府庁舎を訪問する予定だ。

同庁舎は1926年7月から、臨時政府が杭州に移転した1932年4月までの約6年間、臨時政府の中枢として使われた。その後は長く民家として放置され、原形が分からないほど損傷していた。

Samsung C&Tは、中国との正式な国交樹立前の1990年から中国市場進出の準備を進める中で、同庁舎の痕跡が失われかねない状態にあることを確認し、復元事業の推進を決めた。1990年12月に「誤って紹介された我々の歴史」と題する冊子を発行したことを機に、社内公募も実施した。

その中で、中国・上海への出張から戻った流通本部の営業担当、イ・ジェチョン部長が「上海・臨時政府庁舎の復元」を提案し、最優秀案に選ばれた。この事業は本社の経営会議で承認され、「嵩山(スウサン)プロジェクト」と名付けられた。

Samsung C&Tは当時の文化部と独立記念館の協力を得て、1991年に上海市側と復元に関する合意書を締結した。建物に住んでいた住民には移転費用も支援して転居を進め、階段や窓枠などの細部を補修したほか、1920年代に使われていた机、椅子、ベッドなどを収集し、会議室や台所、応接室、執務室、要人宿舎などを当時の状態で再現したとしている。

1993年4月13日の臨時政府樹立記念日に合わせて開かれた竣工式には、キム・グ主席の息子であるキム・シン元交通部長官、アン・ジュングン義士の甥のアン・チュンセン元光復会長、ユン・ボンギル義士の孫のユン・ジュウン氏、チェ・チャンギュ独立記念館長、Samsung C&Tのシン・セギル社長ら約100人が出席した。

Samsung C&Tは、上海の臨時政府庁舎の復元事業と併せて、中国各地に点在する韓国文化財の実態調査も実施した。文物や典籍、遺跡など約1400件の文化財を確認したという。

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