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XRPの長期保有が「世代をまたぐ資産形成」につながるとの強気論が広がるなか、日本のアナリスト、ハン・アカマツ氏は、2.5ドルを明確に突破しない限り、そうした見方を裏付けるのは難しいとの認識を示した。

暗号資産メディアのThe Crypto Basicが5日に報じたところによると、XRPコミュニティでは、長期保有者に大きな資産形成の機会をもたらす可能性があるとの期待が強まっている。市場関係者のDigital Gは2025年12月、XRPが「Generational Wealth」につながる最大級の機会になり得ると発言し、Coach JVも同様の強気見通しを示していた。

これに対し、ハン・アカマツ氏は、こうした期待が現実味を帯びるには、まず超えなければならない重要な価格帯があると指摘した。

同氏によると、その水準が2.5ドルだ。ここを明確に上抜けられなければ、長期的な資産形成シナリオは描きにくいという。2.5ドル近辺は、2025年10月から11月にかけてXRPが反発を試した局面で、上値を繰り返し抑えられた水準でもある。

当時のXRPは2.18ドルの安値から2.6ドルまで持ち直したが、その後は再び2ドル近辺まで押し戻された。さらに2.58ドル前後でも上値を抑えられ、12月の調整局面では2ドルを割り込んだ。

アカマツ氏はまた、XRPが2025年7月の高値3.65ドル以降に形成した下落チャネルから、なお抜け出せていないと分析した。2026年初めには5日間で16%超反発したものの、下落チャネル上限のトレンドラインを突破できなかったという。同氏は「XRPはまだ何も抜け出していない」と述べ、足元の戻りを構造的なトレンド転換とみなすのは難しいとの見方を示した。

テクニカル面でも、2.5ドルは重要な抵抗帯とされる。同水準には200日指数移動平均線(EMA)と週足の線形加重移動平均線(1WHMA)が重なっており、戻り売りが出やすいポイントだという。とりわけ1WHMAは長期トレンドを比較的敏感に映す指標とされ、この価格帯の重要性を一段と高めている。

同氏は、XRPが再び2.5ドルを試すには、まず2.3ドル前後に位置する下落チャネル上限の抵抗線を突破する必要があると説明した。ただ、仮にチャネルを上抜けても、2.5ドルで再び跳ね返されれば、より大きな調整につながる可能性があると警告した。

そのうえでアカマツ氏は、XRPには短期的に慎重な対応が必要で、相場の地合いはなお弱いとの見方を維持した。

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