暗号資産市場で、XRPが2025年6〜7月の上昇局面を再現する可能性があるとの見方が出ている。暗号資産コミュニティで知られるジャック・レクター氏は、現在の値動きが当時と類似した「フラクタル」を形成していると分析し、3.65ドル近辺までの上昇余地を指摘した。
ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicが現地時間5日付で報じたところによると、レクター氏は、暗号資産市場全体の緩やかな上昇を背景に、XRPの足元の値動きが2025年半ばのラリー局面と似たパターンを描いていると説明した。規制を巡る投資家心理の改善を受けて急騰した当時の局面と、現在のチャートを比較したTradingViewの資料も示している。
2025年6月当時、XRPはおおむね2ドル前後で推移し、1.91〜2.33ドルのレンジ圏でもみ合っていた。その後、Ripple関連訴訟が最終局面に入るとの期待から買いが膨らみ、7月中旬には数年ぶり高値となる3.65ドルまで上昇した。前月の平均価格と比べて約82.5%の急騰だった。
レクター氏は、当時の値動きを現在の相場に重ね合わせると、XRPが再び反発局面に入る可能性があるとみる。分析によれば、XRPは昨年12月の急落で1.77ドルまで下げた後に持ち直し、足元では2.12ドル前後で推移している。
同氏は、過去と同様の展開となれば、XRPは現在の水準から3.6ドル近辺まで上昇し、2025年半ばのラリーを再現する可能性があるとみている。現在の2.14ドルから3.65ドルに達するには、約70.6%の上昇が必要となる。この場合、時価総額は約1293億ドルから2214億ドルへ拡大する計算だ。
実際の市場でも、XRPは底堅く推移している。年初の1.84ドルから上昇基調を維持しており、この日は一時、月間高値となる2.17ドルを付けた。
報道時点のXRPは2.14ドルで取引され、年初来では16.3%高。週次では12.6%、24時間では2.68%上昇しており、堅調さが目立つ。これを受け、XRPはBinance Coin(BNB)を上回り、暗号資産の時価総額ランキングで4位に返り咲いた。
XRPが最後に3.6ドル近辺で取引されたのは約6カ月前だが、市場では新たなラリーへの期待がくすぶる。投資家の間では、ETF需要拡大の可能性に加え、月末に採決が予定されるCLARITY Actの可決可否が今後の主要材料として注目されている。