Intelは1月6日、CES 2026で、18Aプロセス技術を採用した初のAI PC向けプラットフォーム「Core Ultra Series 3」プロセッサを発表した。米国内で設計・製造し、主要パートナー各社による200を超える製品設計を見込む。
モバイル向けのラインアップは「Core Ultra X9」と「Core Ultra X7」。統合型Arcグラフィックスを搭載し、ゲーム、コンテンツ制作、生産性アプリケーションなど高負荷の処理を並行してこなすマルチタスク用途を想定した。
最上位構成では、CPU 16コア、Xeコア12基、NPU性能50TOPSを備える。
Intelによると、マルチスレッド性能は最大60%向上し、ゲーミング性能は最大77%向上した。バッテリー駆動時間は最大27時間を目標に設計したという。
製品群には、メインストリームノートPC向けのCoreプロセッサも含む。基本アーキテクチャはCore Ultra Series 3と共通だ。
Series 3のエッジ向けプロセッサは、PC向けとあわせて、組み込み・産業用途向けの認証を初めて取得した。拡張動作温度範囲や性能、24時間連続稼働に対応する信頼性など、産業用途で求められる要件を満たしたとしている。
大規模言語モデル(LLM)の処理性能は最大1.9倍に向上した。エンドツーエンドの動画分析では、電力・コスト当たりの性能が最大2.3倍改善し、ビジョン・言語・アクション(VLA)モデルのスループットは最大4.5倍に高まったという。
また、統合型AIアクセラレーションにより、マルチチップのCPU・GPUアーキテクチャと比べ、単一のシステムオンチップ(SoC)で構成できるため、総保有コスト(TCO)の低減につながると説明した。
Core Ultra Series 3を搭載した最初の個人向けノートPCは、1月6日に予約受付を開始し、27日にグローバル市場で発売する。追加製品は2026年上半期に順次公開する予定だ。
Core Ultra Series 3ベースのエッジシステムは、2026年第2四半期に発売する。
Intelクライアント・コンピューティング・グループ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのジム・ジョンソン氏は、「Intel Core Ultra Series 3により、電力効率とCPU性能をさらに高め、クラス最高水準のGPU性能と強化したAI演算性能を提供する」とコメントした。「x86アーキテクチャを基盤とする、信頼性の高いアプリケーション互換性も強化した」としている。