AIによる図面認識で部材位置を自動表示する画面。写真=CADian

AIベースのCAD(コンピューター支援設計)やスマート建設ソリューションを手掛けるCADianは1月5日、伝統木造建築の設計・解析・復元業務を支援する専用プログラム「CADian TWArch Pro」を発売したと発表した。

同社によると、TWArchは、伝統木造建築の構造原理と設計手法をデジタル環境で扱えるよう最適化した3D設計ソリューションだ。従来の2D図面中心の設計から一歩進み、3Dモデリングをベースにした直感的な設計環境を提供する。

斗栱、桁、梁、柱、長押など、伝統木造建築を構成する主要部材を体系的に定義する。各部材の寸法や接合関係を数値入力で設計でき、構造全体を視覚的に確認しながら作業を進められるとしている。

伝統木造建築の設計は、多数の部材が複雑に組み合わさるため、反復作業が多く、長年の経験や熟練者の勘に依存しやすい。これに対しTWArchは、部材単位の設計自動化、反復構造の効率的な生成、実際の施工に近い形での3Dモデル化機能を備え、設計負担の軽減を図る。

CADianは「TWArchは単なる3Dモデリングツールではなく、伝統木造建築の構造的な特性と設計ロジックをデジタル環境で体系化した専門ソリューションだ。実際の設計や復元の現場で求められる安定性と実用性を重視し、機能の高度化を継続している」とコメントした。

今後はTWArchを軸に、伝統文化遺産の調査、研究、教育分野へ活用範囲を広げる方針。ユーザーのフィードバックを反映した機能改善やインターフェースの最適化も進め、伝統建築とデジタル技術をつなぐ専門設計ソリューションとしての定着を目指す。

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