LG Chemは1月5日、AX(AI Transformation)とOKR(Objectives and Key Results)を全社で導入する方針を明らかにした。長期競争力を軸に事業ポートフォリオを見直すとともに、競争優位の源泉となる中核技術と重点新規事業に経営資源を集中する。
キム・ドンチュンCEOは新年のあいさつで、重点課題として「革新的アプローチ」「選択と集中」「働き方改革」を提示した。
同CEOは、AIの進展を受けた半導体、ロボット、自動運転市場の変化に加え、供給過剰構造や地政学的な不確実性に言及した。こうした事業環境の中で、新たな競合の台頭や業界内の序列変化が起きていると説明した。
事業ポートフォリオについては、10年後、20年後を見据えた競争優位の観点から再編を進める。2~3年後の市況改善の有無にかかわらず、長期競争力を判断基準とし、技術障壁が高く、顧客接点の深い高収益事業に軸足を置く方針だ。
新規事業では、分散していた能力を重点分野に振り向ける。戦略上の優先順位を明確にし、初期段階の投資は維持しながら、戦略に合致しない領域は調整する。限られた資源は、中核技術と重点新規事業に集中投下する。
働き方改革では、営業、生産、開発の全領域にAgentic AIを導入し、早期の成果創出を目指す。あわせてOKRを全社で導入し、各組織が挑戦的な目標を共有するとともに、部門横断の協業体制を運営する。
キム・ドンチュンCEOは「全役職員が破釜沈舟の覚悟で取り組めば、大きな変化も革新によって乗り越えられる」と述べた上で、「革新のDNAを積み重ねていけば、どのような危機も突破できる企業へと変わる」と強調した。