KT光化門Westビル(写真=KT)

KTが違約金免除措置を開始してからの3日間で、加入者3万1634人が離脱したことが分かった。転出先はMVNOより他の移動通信事業者が中心で、このうち7割強に当たる1万8720人がSK Telecomに移った。

業界によると、2025年12月31日から2026年1月2日までにKTを離れた加入者は計3万1634人だった。1日平均では1万人超の流出となる。このうちMVNOではなく他社回線を選んだ加入者は2万6192人に上った。

転出先の内訳では、SK Telecomが1万8720人で最も多く、LG U+は7272人だった。

日別にみると、違約金免除の初日には7664人が他社へ移り、このうち5784人がSK Telecomへ乗り換えた。続く1日から2日までの2日間では、他社へ転出した加入者が1万8528人となり、そのうち1万2936人がSK Telecomを選んだ。

KT離脱者の転出先がSK Telecomに偏った背景には、同社の加入者獲得施策があるとの見方が出ている。

SK Telecomは、前年のハッキング被害以降、再加入した顧客に対して、離脱前の加入年数や会員グレードを復元している。これがKTの違約金免除と重なり、いったん離れた顧客の呼び戻しにつながっているとの見方がある。

一方、KTからの流出要因としては、利用者が補償策の恩恵を感じにくい点が指摘されている。KTはハッキング被害を受け、違約金免除に加え、追加データの提供や会員特典の拡大を打ち出した。ただ、最大の特典とされる追加データ提供は、加入者の約3割を占めるデータ無制限プランの利用者には恩恵が及ばない。

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