CES 2026の開幕を前に、米Engadgetは2日(現地時間)、CES 2025で受賞または注目を集めた製品の発売状況を検証する記事を掲載した。実際に市場投入された製品がある一方、なお開発中のものや、発売時期が先送りされている製品も少なくない。
CESはイノベーションの発信地である半面、発表後に製品化へ至らない、いわゆる「ベイパーウェア」が生まれやすい場でもある。Engadgetは、CES 2025で評価を得た製品がその後どうなったのかを追った。
ASUSの「Zenbook A14」はCES 2025で期待を集めたが、その後は性能面の評価や価格設定を巡って批判も受けた。BioLiteのバックアップ電源は現時点でも未発売で、出荷は2026年中を見込むという。
Jackeryは曲面型のソーラーパネルを披露したものの、なお販売準備の段階にある。CES 2026では追加発表も予告している。一方、Lenovoの「Legion Go S」SteamOS版はすでに発売され、好意的な評価を得ている。
LG ElectronicsはCES 2025でOLEDテレビを披露し、165Hzのリフレッシュレートとワイヤレス伝送システムで注目を集めた。Moonbuddyは、画面を備えない子ども向け瞑想デバイスとして受賞し、現在は販売中だ。
Ohsnapの「MCON」はスマートフォンをゲーム機のように使えるコントローラーだが、まだ発売されていない。出荷は2026年中の予定としている。Roborockのロボット掃除機「Saros Z70」は発売に至ったものの、価格の高さから推薦リストからは外れた。
特に印象的な製品の一つとして挙げられたのが、ユカイ工学のロボット「Mirumi」だ。愛らしいしぐさが特徴のこのロボットは、Kickstarterで目標額を大きく上回る支援を集めているという。
Technicsのイヤホン「EAH-AZ100」は音質面で高く評価され、CES後に発売された。Urtopiaの電動自転車「Titanium Zero」は依然として未発売だが、CES 2026で再び披露される見通しだ。
CES 2025で最高製品に選ばれた「WeWALK Smart Cane 2」も、まだ販売には至っていない。AIベースのナビゲーション機能と障害物検知機能を備えたスマート杖として注目されたが、製品化は継続中だ。CESは革新の舞台である一方、すべての発表製品が現実の市場にたどり着くわけではない。CES 2026でも、実用化に進む製品と消えていく構想の見極めが焦点になりそうだ。