世界の中央集権型暗号資産取引所(CEX)における12月の現物取引高は約1兆1300億ドル(約169兆5000億円)となり、2024年9月以来の低水準となった。The Blockが2日(現地時間)、報じた。
11月の1兆6600億ドル(約249兆円)からは32%減、10月の2兆2300億ドル(約334兆5000億円)からは49%減少した。
取引所別では、Binanceが3673億5000万ドル(約55兆1025億円)で首位だった。これにBybit、HTX、Gate、Coinbaseが続いた。
Kronos Researchの最高投資責任者(CIO)、ビンセント・リウ氏は、年末特有の様子見ムードや低ボラティリティ、ポジション調整といった季節要因が重なり、取引が低調だったと分析した。資金がCEXから離れ、別の取引チャネルに向かったことも影響したという。
分散型取引所(DEX)でも取引高は減少した。12月の総取引高は2450億ドル(約36兆7500億円)で、前月比20%減、10月比46%減だった。
その一方で、主要DEXのUniswapは600億ドル(約9兆円)を確保し、市場シェア首位を維持した。
また、暗号資産取引全体に占めるDEX比率は12月に17.95%まで上昇した。Cointelegraphによると、この比率は11月の15.92%、2024年12月の10.32%をそれぞれ上回った。
リウ氏は、DEXシェアの拡大について、セルフカストディ、自律性、透明性、資本効率を重視する方向への構造変化を映したものだと指摘した。オンチェーン取引技術の進展に加え、エアドロップが利用者流入を促すインセンティブとして機能し、取引を継続的に押し上げているとの見方も示した。