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暗号資産市場の変動を受け、業界大物の資産に明暗が分かれている。Strategy(旧MicroStrategy)のマイケル・セイラー氏は2025年に約26億ドル資産を減らした一方、USDCを手がけるCircleのCEO、ジェレミ・アレール氏の純資産は約149%増加した。

Cointelegraphによると、ビットコイン強気派として知られるセイラー氏の純資産は大きく目減りした。暗号資産相場の変動拡大が、業界関係者の資産にもそのまま波及した格好だ。

Bloomberg Billionaires Indexでは、セイラー氏の純資産は直近12カ月で26億ドル減少し、約38億ドルとなった。前年のピーク時からは、約60億ドル近く縮小したことになる。

セイラー氏は、Strategyのビットコイン準備資産戦略を主導してきた。10月初旬にビットコイン価格が12万6000ドルと過去最高値を付けた局面では、Strategyの株価と同氏の資産を押し上げた。

その後はビットコイン価格の調整とともにStrategy株が50%超下落し、資産規模も急速に縮小した。ビットコイン価格は2025年1月1日以降で約7%下落し、昨年10月の高値12万6000ドルから、11月末には約8万ドルまで下げた。

こうした下落の影響は、他の暗号資産業界幹部にも及んだ。暗号資産取引所Geminiの共同創業者であるキャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏、前Binance CEOのチャンポン・ジャオ氏(CZ)も、10月以降の相場急落で資産を大きく減らした。

Bloomberg Billionaires Indexによると、CZの純資産は1月1日以降で約5%減少し、509億ドル規模となった。ウィンクルボス兄弟は同期間に約59%減少したと集計された。

一方で、同期間の億万長者全体の純資産は約2兆2000億ドル増加し、このうち約25%に当たる5400億ドルが8人に集中した。暗号資産業界の資産動向は、こうした全体傾向とは異なる動きを示した。

対照的だったのが、ステーブルコインUSDCを発行するCircleのCEO、ジェレミ・アレール氏だ。アレール氏の純資産は昨年6月4日以降で約149%増え、38億ドルから59億ドルへ拡大した。

背景には、米政府による通貨安定型ステーブルコイン法案「GENIUS Act」を巡る動きがあり、ステーブルコイン関連企業への期待が高まったことがあるとみられている。

また、2025年時点でビットコインを保有する上場企業は192社に達した。年初来でビットコイン価格は約7%下落しているものの、企業や投資家の参加はむしろ広がっている。

市場では、こうした動きについて、暗号資産産業の成熟を示す一方、相場変動の大きさが一段と増していることを映し出しているとの見方が出ている。

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