LGU+のホン・ボムシク社長は2026年1月2日、社員向けの新年メッセージで、2026年のキーワードに「TRUST(信頼)」を掲げた。顧客と会社、社員と経営陣の信頼を基盤に、「Simply. U+」の実現と持続的な成長につなげる考えだ。
ホン社長は2025年について、「会社が進むべき方向と戦略の大枠を描いた一年だった」と位置付けた。差別化できる競争力の領域と優先順位を明確にしたとしたうえで、その戦略の方向性は2026年も変わらず、より高度化・具体化しながら実行の土台になると説明した。
そのうえで2026年は、将来の競争力につながる取り組みを具体的な成果へと結びつけ、成功事例を広げていく年になると強調した。そうした成果を生み出す原動力が「TRUST」だと位置付けている。
「Simply. U+」は、顧客によりシンプルで温かみのある体験を提供するという同社の約束だ。ホン社長は、その実現に向けた社員の行動指針として、TRUSTの5項目を示した。
内訳は、顧客との約束を守る決意を示す「T(Thrive on Trust)」、課題を隠さず可視化して解決につなげる「R(Red Reveals, We Rise)」、難しい課題ほど組織で向き合う「U(Unite Around the Hardest Challenges)」、顧客理解を深めて的確に行動する「S(Segment Deep, Act Smart)」、感謝と称賛、思考を通じて変化を促す「T(Thank, Think, and Transform)」の5つだ。
最初の「T(Thrive on Trust)」についてホン社長は、顧客との約束を守り続ける姿勢と、社員と経営陣の相互信頼の重要性を強調した。顧客との約束を守る道のりは容易ではないが、成長にもつながるとし、その前提として社内の信頼関係が欠かせないと訴えた。
「R(Red Reveals, We Rise)」では、問題を隠さず共有し、ともに解決する姿勢を示した。ホン社長は、隠すのではなく率直に向き合い、責任追及よりも解決を優先する勇気は信頼から生まれると説明。ネットワーク、セキュリティ、品質、安全、サービス開発体制など、全社の幅広い領域でこうした姿勢が必要だとした。
「U(Unite Around the Hardest Challenges)」は、困難な課題ほど組織が一丸となって取り組むことを意味する。ホン社長は、真心のこもったコミュニケーションの積み重ねが、同僚やリーダーへの信頼につながるとし、最も難しい課題を分かち合い、責任をともに担う考えを示した。
「S(Segment Deep, Act Smart)」では、顧客を細かく捉えて理解を深め、選択と集中によって成果を積み上げる考え方を示した。顧客を深く理解するほど、より賢い働き方が可能になるとし、通信・AX事業ポートフォリオの成功の鍵も顧客への真摯な理解にあると説明した。
最後の「T(Thank, Think, and Transform)」では、感謝と称賛の力、そして考えることが変化を生むとした。ホン社長は、感謝と称賛は社員同士の距離を縮め、考える時間は組織をより強くすると述べたうえで、社内コミュニケーションプラットフォーム「トリゴ」で生まれる前向きなやり取りが全社に広がるよう、経営陣やリーダーが率先して取り組む考えを示した。
ホン社長は、「TRUSTを実践すれば、顧客との約束を果たすことにとどまらず、より大きな飛躍につなげられる」と強調。「皆さんとともにTRUSTを実践し、Simply. U+を実現していきたい」と社員に呼びかけた。