OpenAIのサム・アルトマンCEO(写真=Shutterstock)

OpenAIが音声AIの開発を加速している。開発体制を再編して音声モデルの刷新を進めるほか、1年以内に音声AIを軸とする個人向け端末を投入する計画だ。TechCrunchがThe Informationの報道を引用して伝えた。

報道によると、OpenAIはここ数カ月で開発体制を再編し、エンジニアリング、製品、研究の各チームを統合した。これに合わせて音声モデルの刷新を進めており、音声を中心に据えた個人向け端末の投入も視野に入れる。

画面に依存しないAI端末を巡っては、他社の動きも活発だ。MetaはRay-Banスマートグラスに5基のマイクを搭載し、騒がしい環境でも会話を明瞭に聞き取れる機能を追加した。Googleは検索結果を対話型の要約として提供する「Audio Overviews」を試験展開している。Teslaも車載AIアシスタント「Grok」を通じ、ナビゲーションやエアコン操作などを自然言語で処理する技術を開発している。

スタートアップ各社も音声中心のAI機器に取り組んでいる。Humaneの「AI Pin」は画面を持たないウェアラブル端末として注目を集めたが、多額の資金を投じた末に失敗した。「Friend」と呼ばれるAIペンダントは、利用者の日常を記録し、伴走型のAIとして機能することをうたう一方、プライバシー侵害を巡る議論を招いた。

2026年に発売予定のAIリングは、手を介した対話によって新たなインターフェースを提供する製品として位置付けられている。

OpenAIは2026年初め、より自然な音声対話に対応する新たな音声モデルを公開する予定だ。リアルタイムの会話中でも割り込みに対応し、従来のAI音声より人間に近い応答を目指すという。あわせて、メガネ型端末やディスプレイを備えないスマートスピーカーなど、音声AIを中心とした端末の開発も進めている。

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