韓国知能情報社会振興院(NIA)のファン・ジョンソン院長は1日の年頭あいさつで、公共機関のAX(AIトランスフォーメーション)支援を今年さらに強化する方針を示した。331の公共機関におけるAXを国家のAI競争力の基盤と位置付け、安全・セキュリティ基準の整備や人材育成にも取り組む。
ファン院長は「AI時代には、公共機関のAXが成否を左右する重要な分岐点になる」と述べ、「331の公共機関のAXが国家のAI競争力の土台になる」と強調した。
NIAは2025年、公共AI転換支援センターを設立し、企画財政部と共同で「公共機関AI大転換」ワークショップを開催した。あわせて、AI基本法施行令に基づくAI政策センターに指定され、「国家AIシンクタンク」としての役割も担うことになった。
今年は、現場で成果を出す取り組みに重点を置く。ファン院長は、各公共機関が組織目標と連動したAX課題を選定し、短期間で成果を創出できるよう支援する考えを示した。公共機関のAXが「規定と責任」の壁に阻まれないよう、安全・セキュリティ基準やガイドラインの整備も進める。
政府が掲げる「世界AI3強」目標への貢献も打ち出した。ファン院長は「すべての国民がAIの恩恵を享受する『AI基本社会』を実現しなければならない」と述べたうえで、「誰もがAIを理解し活用できるよう能力の底上げを図り、脆弱層には個別最適化した教育と支援を強化する」と語った。
NIAはあわせて、「AIグローバル・シンクタンク」への発展も推進する。ファン院長は「国際機関や開発途上国との協力を拡大する」とし、「韓国での経験と成果を世界と共有し、グローバルなAI議論を主導していく」と述べた。