Kakaoは16日、地図サービス「KakaoMap」で、ソウル市と連携した高精度バス位置情報サービスの実証提供を始めると発表した。21日に光化門広場一帯で開催されるBTS公演に伴う混雑を見据え、市民の移動利便性と安全性の向上を図る。
実証提供は16日から1週間実施する。対象は、空港バスとマウルバスを除くソウル市内の主要バス約420路線。KakaoMap上で、従来より精度を高めたバスの現在地を確認できるようにする。
今回の取り組みは、同公演に多数の来場者が見込まれることを踏まえたものだ。KakaoMapとソウル市交通室・未来先端交通課は、この高精度バスデータについて約2年にわたり生成・検証体制を整備してきたとしており、2026年下半期の正式導入に向けて協議を進めている。
実証提供では、位置情報の送信間隔を短縮し、車両の実際の走行経路をより正確に反映する。運行間隔が長い路線のほか、渋滞や交通規制、迂回運行の影響で到着時刻が変動しやすい場合でも、利用者はバスの現在地を把握しやすくなる。迂回経路の検討にも活用できるとしている。
公演当日は、会場周辺の移動を支援する各種案内も実施する。KakaoMapでは、道路規制区間や混雑エリアに加え、仮設トイレや現場診療所の位置も確認できる。
地下鉄で駅の通過運転が実施される場合は、該当駅の詳細ページで関連情報を案内する。バス停ページや公共交通の経路検索でも、迂回運行や通過運転の情報を確認できるようにし、利用者の移動計画を立てやすくする。
ヨ・ジャンゴン交通室長は「ソウル市はリアルタイムデータに基づく交通情報の提供を通じ、市民の安全と移動利便性の向上を進めている」と述べた。その上で「光化門公演当日も、正確なバス位置情報と交通状況を迅速に提供し、市民の不便を最小限に抑えたい」とした。
Kakaoでマップ事業開発チームのリーダーを務めるイ・チャンミン氏は「ソウル市と緊密に連携し、交通情報の提供に万全を期すことで、市民がより安全かつ便利に移動できるよう備える」とコメントした。今回の実証を通じて高精度交通データの有効性を検証し、都市交通情報サービスの高度化につなげる考えも示した。