MegazoneCloudは3月13日、国民大学と量子コンピューティング分野で提携し、経営学部で正規科目を共同開講すると発表した。産学連携型の講義運営に加え、教材開発や実習環境の整備も支援し、量子技術をビジネスの意思決定に生かせる人材の育成を目指す。
両者は同日、国民大学で「量子コンピューティング分野の業務協力に関するMOU」を締結した。式典には、MegazoneCloudのキム・ドンホCQO(Chief Quantum Officer)と、国民大学ビジネスIT専門大学院のキム・ナムギュ院長らが出席した。
協力内容は、量子コンピュータ関連の正規課程・非正規課程の共同企画と設計、産学連携型講義の運営協力、人材交流、共同研究など。量子産業を担う融合人材の育成を進める。
今回の取り組みの特徴は、工学系が中心だった従来の量子教育の枠を広げ、経営学部で「量子コンピューティング」の正規科目を開講する点にある。量子技術を企業の意思決定に応用できる「クオンタムネイティブ」人材の育成に重点を置く。
講義の専門性を高めるため、MegazoneCloudの量子コンピューティング専門研究組織「Quantum Innovation Lab」がカリキュラム設計に直接参画する。量子力学の原理を経営学を学ぶ学生にも理解しやすい形で学べるよう、教材も共同で開発する計画だ。
実習環境では、Amazon Web Servicesのクラウドベース量子コンピューティングサービス「Amazon Braket」を活用する。高価な量子ハードウェアを自前で保有しなくても、クラウド経由で実機に接続し、コードを実行できる環境を整える。
キム・ドンホCQOは、「量子コンピューティングはAIやクラウドと結び付き、企業の意思決定のスピードと精度を高める次世代の戦略的能力だ」と述べた。その上で、「今回の協力は単なる技術教育にとどまらず、現場の課題を量子の観点から再定義し、実習ベースで検証できる『クオンタムネイティブ』経営人材を体系的に育成する出発点になる」と強調した。
国民大学のチョン・スンリョル総長は、「量子コンピューティングを経営教育に取り入れる国内初の試みであり、未来の企業経営環境を先導する『クオンタムネイティブ』人材育成の意義ある第一歩だ」と説明した。さらに、「産業現場の課題を教育と研究に積極的に反映し、技術とビジネスの革新を担う実践型人材を育てていく」と述べた。