KTは15日、21日にソウル市の光化門広場で開かれる大規模公演に備え、通信品質の安定確保に向けた集中監視体制を構築すると発表した。
同社は、公演会場の光化門広場と市庁広場の周辺に移動基地局6台を配備し、無線基地局79局とWi-Fi 14基を増設した。来場者が集中する環境でも、安定した通信サービスを提供する狙いがある。
公演当日は、果川ネットワーク管制センターを中心に特別勤務体制を敷く。上り・下り双方のトラフィックをリアルタイムで監視し、想定外の事象が発生した場合は直ちに対応する。現場にはエンジニア約40人を含む計約80人のネットワーク担当者を追加投入する。
SNS投稿や個人によるライブ配信で無線トラフィックが急増する事態に備え、基地局負荷を自動で分散・制御するAIベースのトラフィック自動制御ソリューション「W-SDN(Wireless Software Defined Network)」も適用する。
W-SDNは、ネットワークトラフィックをリアルタイムで監視し、基地局の過負荷の兆候を事前に検知・分析したうえで、1分以内に自動制御するAIベースのネットワーク運用技術だ。周波数資源を均等に分散し、基地局出力などを自動調整することで、大規模公演や各種イベントでも安定運用を支援する。
KTはこのほか、グローバル向け生中継に伴う高画質・大容量ストリーミングの増加を見込み、平時を上回るバックボーンネットワーク容量をあらかじめ確保した。国内視聴者だけでなく、海外視聴者にも途切れにくい視聴環境を提供する方針だ。
オ・テッキュンKTネットワーク運用革新本部長(常務)は「大規模公演やグローバル生中継など、トラフィックが急増する環境でも安定した通信サービスを提供することは、通信事業者の重要な役割だ」とコメント。「AIベースのネットワーク運用技術を活用し、いつでもどこでも安定したネットワークサービスを提供できるよう、対応力を強化していく」と述べた。