Shinhan Bankは3月15日、「5極3特 国家均衡成長」戦略に合わせ、西南圏と東南圏に地域特化拠点を新設すると発表した。地域の基幹産業に合わせた金融支援を通じて、産業競争力の強化と雇用創出を後押しする。
新たに整備する「ShinhanSOLクラスター」は、地域の特化産業と連携し、生産的金融と包摂金融を総合的に提供する地域拠点型の金融支援プラットフォーム。まずは西南圏と東南圏を中心に展開する。
西南圏では広州を拠点に、「広州AI特化クラスター」を設置する。AIおよび関連融合産業を重点支援分野と位置付け、地域産業の特性に応じた審査・営業の専門人材を配置するほか、企業の資金需要に対応した与信支援も進める。
東南圏では釜山に「釜山艦艇MROクラスター」を設ける。造船・防衛産業のバリューチェーンを支援する拠点として、艦艇MRO産業に連動した金融支援を強化し、地域の中核企業や協力会社を対象にサプライチェーン金融を拡大する方針だ。
地域拠点の運営に合わせ、金融消費者保護と地域社会への支援も拡充する。ボイスフィッシング被害の予防に向けた顧客相談センターを整備するほか、地域人材の優先採用を進める。さらに、広州で「ハギジェ」の新規造成を進め、デジタル金融教育も拡大する計画だ。
また、配達アプリ「タンギョヨ」と大学生向けプラットフォーム「ヘイヨンキャンパス」を活用し、地域の小規模事業者や地方大学への支援も広げるとしている。
Shinhan Bank関係者は「ShinhanSOLクラスターは、地域産業ごとの金融支援を強化するための戦略だ」と説明した。その上で、「今後も生産的金融と包摂金融を通じて国家均衡成長に貢献し、地域社会とともに成長する金融機関としての役割を果たしていく」と述べた。
さらに同関係者は、「グループとして推進している全北革新都市の金融ハブ構想に加え、今回の西南圏・東南圏拠点の整備を足掛かりに、今後は江原や済州など金融支援が相対的に不足している地域にも、産業成長と地域経済の活性化に向けた支援を段階的に拡大していく」とした。