NBCUniversalの動画配信サービス「Peacock」が、AIを活用した機能強化を軸にモバイルアプリを刷新する。短尺動画、縦型のスポーツ配信、モバイルゲームを柱に、モバイル中心のエンターテインメント体験を強化する方針だ。米TechCrunchが13日(米国現地時間)に報じている。
刷新後のアプリでは、TikTok風の短尺動画フィードに加え、カジュアルゲームをまとめた機能や既存の配信機能を組み合わせる構成を目指す。
注目機能の1つが、AIを活用した「ブラボーバース」だ。リアリティー番組「Real Housewives」や「Vanderpump Rules」などの映像クリップを自動編集し、視聴者ごとに最適化したプレイリストを生成する。アンディ・コーエンの声を使ったAIアバターがナビゲーションを担うという。
Peacockによると、AIはコンピュータビジョンを使って主要なストーリーラインを分析し、600兆通りを超える視聴パターンを生成できるとしている。
ライブスポーツでは、NBAの試合を縦型で視聴できる新機能を投入する。AIによるリアルタイムの映像切り出し技術を活用し、モバイル向けの縦型ライブ配信として提供する。機能名は「コートサイド・ライブ」で、今春の提供開始を予定している。
短尺動画機能の強化も進める。Peacockは2025年にショート動画フィードを導入しており、2026年夏にはアプリ内の独立したセクションとして拡充する計画だ。形式としてはTikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsに近いものになるという。
モバイルゲームのラインアップも拡大する。2025年にミニゲームを導入したのに続き、「Law & Order: Clue Hunter」や「Public Eye」などの推理ゲームを追加する。