イスラエルのエンドポイントセキュリティ企業Boldが4000万ドル(約60億円)を調達した。企業端末に常駐するAIエージェントで利用状況を監視し、異常を検知した際にはリスクの説明や代替案の提示まで行う。Business Insiderが12日(現地時間)に報じた。
調達ラウンドはRed Dot Capital Partnersが主導し、Bessemer Venture PartnersとPicture Capitalも参加した。調達した資金は、米国市場の開拓とグローバル事業の拡大に充てる方針だ。
Boldは、企業のノートPCなどの端末をAIで保護するソフトウェアを手がける。主力製品は企業端末に直接インストールするAIエージェントで、アプリの利用状況やデータの扱いをリアルタイムで監視する。
サイバー攻撃では、ノートPCなどの端末が侵入経路になりやすい。BoldのAIエージェントは異常な挙動を検知すると、単にブロックの可否を確認するのではなく、想定されるリスクを利用者に説明し、代替手段も提案するという。
AIはインターネット接続なしで端末内で動作し、データをクラウドに送らない。このため応答性に優れ、個人情報の漏えいリスクも抑えられるとしている。小型AIモデルを採用しており、専用の高性能AIチップがなくても利用できる。
Business Insiderによると、Boldの製品は米ShutterflyやTekionなどで利用されており、Fortune 500企業でも導入が進んでいるという。
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