KAISTのイ・グァンヒョン総長(写真=KAIST)

KAISTのイ・グァンヒョン総長は3月13日、辞意を撤回し、次期総長が選任されるまで職務を続けると明らかにした。総長選任手続きの遅れを受け、学内外でリーダーシップの空白を懸念する声が強まっていることから、理事会の要請を受け入れた。

イ総長は同日の声明で、「総長選任手続きの遅れにより、学内関係者やKAISTを大切に思う国民の懸念が高まっていることを重く受け止めている」と説明した。その上で、「この過程で生じた混乱と不便についても深く認識している」と述べた。

KAIST理事会は2月26日、第18代総長の選任に向けた理事会で投票を行ったが、出席理事の過半数を得た候補が出ず、選任は見送られていた。

イ総長は、先に責任を取り辞意を表明したものの、その後は総長選任制度を巡る法改正論議が続くなど、リーダーシップ不在への懸念が一段と高まったと説明した。大学運営の安定を維持する必要があるとして、理事会からの慰留と、次期総長選任まで職務を担ってほしいとの要請を受け入れることにしたという。

さらに、「こうした不確実性は教育・研究現場への負担になりかねず、政府が進める『AI3強』戦略など国家科学技術政策におけるKAISTの役割にも影響し得る点を深く考えた」と付け加えた。

今回の辞意撤回は、総長不在が長期化した場合、KAISTだけでなく科学技術界全体にも悪影響が及ぶとの懸念を踏まえた判断とみられる。科学技術界によると、イ総長の辞意表明後には、学界や政界から続投を求める声が相次いだという。

イ総長は「KAISTは構成員の情熱と献身によって成長してきた大学だ」とした上で、「国家の科学技術競争力の強化に貢献できるよう、最後まで責任を果たしたい」と表明した。さらに、「国民の信頼の下でKAISTの革新と挑戦が続くよう最善を尽くす」と強調した。

キーワード

#KAIST #辞意撤回 #総長選任 #理事会 #大学運営
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.