画像=Apple

Appleの低価格ノートPC「MacBook Neo」が、複数のゲームタイトルで一定の動作性能を示したことが分かった。一方で、快適性を大きく左右したのは8GBのユニファイドメモリで、タイトルや動作方式によって差が大きく出た。

米ITメディアの9to5Macは3月12日(現地時間)、IT系YouTuberのアンドリュー・ツァイ(Andrew Tsai)による検証内容を紹介し、MacBook Neoの実際のゲーム性能を報じた。

今回のテストでは、macOS向けのネイティブゲームに加え、互換レイヤー経由で動かすWindowsゲーム、コンソールのエミュレーションも検証対象とした。複数の動作環境で、MacBook Neoがゲーム用途にどこまで対応できるかを見極める狙いがある。

MacBook Neoは、AppleのA18 Proチップをベースに、6コアCPU、5コアGPU、8GBのユニファイドメモリを搭載する。ファンレス設計でUSBポートは2基。携帯性や静音性に強みがある一方、高負荷が続く用途では性能面の制約も指摘されており、ゲームでの実力に関心が集まっていた。

検証に使われたのは、「Cyberpunk 2077」「Minecraft」「World of Warcraft」「Control」「バイオハザード レクイエム」「バイオハザード2 リメイク」「Counter-Strike 2」「Elden Ring」「Dark Souls Remastered」「Muse Dash」の10タイトル。これに加え、Nintendo Switchのエミュレーション動作も試した。

検証の結果、MacBook Neoは想定以上に幅広いタイトルで動作した。ただ、メモリ使用量の大きいゲームほど8GB構成の限界が表れやすく、ネイティブ動作か互換レイヤー経由かによっても差が目立ったという。

macOS向けに開発されたネイティブゲームは、総じて安定していた。例えば「Cyberpunk 2077」は、画質を最低設定、解像度を720pまで落とすことで、プレイ可能な水準に達した。

「Minecraft Java Edition」は1080pで、設定次第では約200〜300fpsを記録した。シェーダーを適用した場合でも、おおむね50〜60fpsで動作した。

「World of Warcraft」は、1080pかつグラフィックプリセット7でも比較的安定していた。ただし、プレイヤーが密集するエリアでは、解像度スケールや描画設定を下げる必要があったとしている。

Apple Silicon向けに最適化された「Control」も、MetalFXアップスケーリング適用時に約40〜50fpsを維持した。ネイティブ対応タイトルでは、全体として安定した動作が確認された。

一方、互換レイヤー経由でWindowsゲームを動かした場合は、タイトルごとの差が大きかった。「バイオハザード レクイエム」は起動自体は可能だったものの、8GBのユニファイドメモリの制約が重く、メモリ不足がボトルネックになった。これに対し、macOS版が提供されている「バイオハザード2 リメイク」は比較的安定して動作した。

「Counter-Strike 2」は快適なプレイが難しく、「Elden Ring」も低解像度でも十分なフレームレートを確保しにくかった。一方、「Dark Souls Remastered」は設定を下げれば、1080pで約60fpsで動いた。

2Dベースの「Muse Dash」は、互換レイヤー経由でWindows版を動かしても大きな問題は見られなかった。ジャンルや要求スペックによって、動作のばらつきが大きいことが改めて示された形だ。

Nintendo Switchのエミュレーションも検証対象に含まれた。一部のゲームは約30fpsで動いたが、シェーダーのコンパイル時には断続的なスタッターが発生する場面もあったという。

アンドリュー・ツァイは動画内で、MacBook Neoでも一定数のゲームは実用的に動作すると説明した。その一方で、最適化の有無や動作環境の違い、そして8GBのユニファイドメモリの制約が、実際のゲーム体験を大きく左右することも浮き彫りになった。

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