トラベルテック企業のYanoljaは3月13日、Citiと旅行業界の決済革新に向けたグローバル協業を強化すると発表した。2021年から続く韓国シティバンクとの提携をCitiのグローバルネットワークへ拡大し、旅行業界に特化した次世代の統合決済・精算基盤を共同で整備する。
発表は、中国・広東省深圳のマンダリン オリエンタル ホテルで11〜13日に開催された「Citi Asia Digital Leaders Summit 2026」に合わせて行われた。
両社は、Yanoljaの旅行インフラとソリューション技術に、Citiのグローバル金融ネットワークを組み合わせる。重点分野として、(1)グローバルB2B精算の効率化と透明性向上、(2)APIベースの自動精算・決済システム連携、(3)AIを活用した金融リスク管理、(4)グローバル資金管理と決済インフラの拡充――の4項目を挙げた。
複雑なグローバル決済プロセスの自動化を通じて、世界の旅行事業者に安定性とコスト効率を両立した運用環境を提供する考えだ。
グンジャン・カルラ氏(Citi 日本・北アジア・豪州〈JANA〉および南アジア地域コマーシャルバンキング統括)は「企業のグローバル展開が複数地域へ急速に広がる中、新市場に進出する顧客にとって、一貫したオペレーション体制の維持はこれまで以上に重要になっている」と述べた。
その上で、「今回の協業は、Citiが中堅企業のグローバル成長戦略をどのように支援し、国際展開の安定性とスピードを両立させる統合型決済インフラがいかに重要かを示す代表的な事例だ」と説明した。
イ・スジン氏(Yanoljaグループ総括代表)は「Citiとの協業は、グローバル旅行業界に特化した次世代決済インフラの構築に向けた重要な戦略的マイルストーンだ」と述べた。
さらに、「旅行特化型のSaaSソリューションとプラットフォームの強みに、Citiのグローバル金融インフラを組み合わせることで、旅行業界のデジタル変革と決済革新を主導していく」と強調した。