Genspark.aiは、専用クラウド環境で稼働するAIアシスタント「Clo」を発表した。データ保護と権限管理を強化しながら、各種業務の自動化に対応する。SiliconANGLEが3月12日(現地時間)に報じた。
Cloは、ユーザーごとに分離された専用クラウド環境で動作するのが特徴だ。セキュリティを確保しつつ、データを分離した状態で業務を自動化できるとしている。
SiliconANGLEによると、既存のOpenClawプラットフォームはセキュリティ面の課題から企業利用に制約があった。一方、Cloはデータ保護とユーザー権限管理を強化した点を差別化要素として打ち出している。
機能面では、Cloは回答生成だけでなく、システムやアプリケーションを直接操作して業務を実行できる。ユーザーはWhatsApp、Telegram、Microsoft Teams、Slackなどを通じてAIとやり取りし、文書作成、スケジュール管理、メール処理、コード配布作業などを自動化できる。複数のアプリを行き来せず、対話形式の指示だけで複雑な業務を処理できるという。
同社はCloの発表にあわせて、AIワークスペースプラットフォームも更新した。ワークフロー自動化機能により、Google Workspace、Outlook、Slack、Microsoft Teams、Notion、Salesforceなどをまたぐ繰り返し作業の自動化を支援する。
会議向けでは、ミーティングボットが会議に自動参加し、議論を記録したうえで要約を生成する。Chrome拡張機能はウェブページの文脈を理解し、ブラウザ上の作業も支援するという。
また、Genspark.aiはモバイル向けに、iOSおよびAndroid対応のAIアシスタント「Spickly」も提供開始した。
なお、同社はEmergence Capital Partners、SBI Investment、LG Technology Venturesなどから、総額4億6000万ドル(約6900億円)を調達している。