米メディアNineToFiveMacは11日(現地時間)、AppleがiPadのラインアップを用途別に整理し、各モデルの想定ユーザー像を示していると報じた。日常使い向けのiPad、携帯性を重視したiPad mini、高性能なiPad Air、専門用途向けのiPad Proという棲み分けだ。
Appleは、単純な性能差よりも「どの製品がどのユーザーに向くか」に重点を置いている。iPadは日常利用向け、iPad miniは携帯性重視、iPad AirはMac並みの性能を求める層、iPad Proはプロ用途向けという位置付けになっている。
エントリーモデルのiPadは第11世代で、動画視聴やFaceTime、軽い文書作成といった日常用途に適している。一方で、ストレージは容量不足に陥りやすいため、標準の128GBより256GBモデルが無難とみられる。価格は52万9000ウォンから。Apple Intelligenceには対応しない。
iPad Airは94万9000ウォンから。価格帯は上がるものの、軽さと高い処理性能を両立したモデルとされる。Apple Intelligenceに対応し、複数のカラーバリエーションも用意する。M4チップを搭載し、生産性を重視する用途にも向くが、Magic KeyboardとApple Pencilは別売りとなる。
iPad Proは159万9900ウォンからで、5.1mmの薄型設計と高性能を訴求する。最大6Kの外部ディスプレイ出力や、40Gb/sのデータ転送にも対応するが、多くの一般ユーザーにはオーバースペックになりかねないという。「iPad Proが必要か」と迷うのであれば、必須ではない可能性が高いとの見方も示した。
iPad miniは8.3インチディスプレイとA17 Proチップを搭載し、携帯性と性能のバランスを取ったモデルだ。医療従事者やパイロット、長距離通勤者に人気がある一方、生産性用途よりはコンテンツ消費に向くとされる。AppleがiPad miniを業務向けデバイスとして積極的に打ち出していない背景も、こうした特性にあるという。
iPadのラインアップが細分化するなか、選び方もより明確になってきた。最新モデルや最上位仕様を選ぶのではなく、コンテンツ消費、携帯性、生産性、専門作業といった主な用途に合わせて選ぶ重要性が増している。