Netflixが、ベン・アフレック共同創業のAIスタートアップInterPositiveを最大6億ドルで買収したと報じられた。映像編集時の不整合の補正やシーン改善を支援する技術を取り込み、制作工程の高度化につなげる狙いだ。Bloomberg通信の報道を基に、TechCrunchが11日(現地時間)に伝えた。
報道によると、この取引はNetflixによる買収としては過去2番目の規模となる見通し。Netflixは買収額を公式には明らかにしていない。
関係者によれば、当初の現金支払いは6億ドルを下回り、InterPositive側の株主は一定の業績目標を達成した場合に追加対価を受け取る仕組みだという。
InterPositiveの技術は、映画制作者による編集工程を支援するものだ。編集時に生じる映像のつながりの不整合を補正したり、シーンの完成度を高めたりする用途を想定している。新たなコンテンツを生成するものではなく、既存の映像素材を前提に編集作業を補助する仕組みとされる。
Netflixはすでに自社コンテンツで生成AIを活用している。アルゼンチンのSFシリーズ「The Eternaut」では、AIを使って建物崩壊のシーンを制作したほか、「Scott Pilgrim Takes Off」のアニメシリーズでもAI技術を活用した。
映像制作分野でのAI活用を巡っては、競合各社も動きを強めている。Amazonは社内にAIチームを構築し、映画・テレビ制作に活用している。DisneyもOpenAIと提携している。
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