SecurityPlatformは3月12日、The Peachと戦略的業務提携覚書(MOU)を締結し、耐量子計算機暗号(PQC)を適用した高セキュリティドローンを共同開発すると発表した。両社はグローバル市場での販路開拓も進める。
The Peachは、NDAAに準拠した非中国製ドローンを軸にグローバル防衛サプライチェーンを支援している。両社は技術を持ち寄り、使い捨て型ドローン「Papy Drone」シリーズに、FIPS 140-2認証を取得した国際標準の暗号モジュールとPQC技術を組み込む計画だ。ドローンの奪取や飛行経路の改ざん防止につながる機体として展開を目指す。
主な協力内容は、国際的なセキュリティ基準に準拠した高セキュリティドローン向けアビオニクスの共同開発、ドローン通信を保護するPQC暗号モジュールの適用、軽量チップベースの信頼実行環境(TEE)とSecure Boot環境の構築など。あわせて、米国防総省の「Blue UAS Cleared List」への掲載に向けた連携や、米国、シンガポールなど防衛・公共分野の海外市場を対象とした共同マーケティングも進める。
The Peachのキム・ヘヨン研究所長は、「現代戦でドローンの役割が拡大するなか、ハッキングやジャミングへの対策となるセキュリティ技術は不可欠だ」とコメント。「SecurityPlatformとの協力を通じ、グローバル防衛市場で最も安全なドローンソリューションの提供を目指す」と述べた。
SecurityPlatformのキム・ギョンモ研究所長は、「今回の協力の中核は、耐量子計算機暗号をドローンのような軽量エッジデバイス向けに最適化して適用することにある」と説明した。その上で、「国際標準に合致したセキュリティアーキテクチャにより、韓国製ドローンの信頼性を世界水準へ引き上げたい」と語った。