画像=Xionex

SCM(サプライチェーン管理)ソリューションを手掛けるXionexは3月12日、AIモデル開発や分析に強みを持つBRFrameを買収し、子会社化したと発表した。自社が推進する自律型SCM(Autonomous SCM)プラットフォームに必要なAIの中核技術を内製化する狙いだ。

BRFrameは、Microsoftのグローバルクラウドパートナーとして培ったAIプラットフォーム設計の知見に加え、大規模言語モデル(LLM)ベースのエージェント開発力を持つ。データ収集から前処理、埋め込み、検索、推論に至るまで、AIパイプライン全体の構築・運用を手掛けてきた。

IoTデータをリアルタイムに分析するエッジAIモデルの設計実績もあり、公共機関や医療機関、大企業向けのAI開発プロジェクトを多数担ってきたという。

Xionexは今回の買収を通じて、自社SCMソリューションのAIベースの予測・分析能力を強化する方針だ。BRFrameのAIベースのデータ整備・分析技術を活用し、サプライチェーン計画データの品質を自動で検証・補正する。あわせて、エッジAIによりデータ生成現場でリアルタイム分析を実行し、データ転送やセキュリティ面の課題の軽減につなげるとしている。

また、LLMベースの「問い合わせ」「推論」「実行」の構造を活用し、計画データ分析やシミュレーション機能も高度化する。自然言語でサプライチェーンデータを分析し、計画結果の要因分析や複数シナリオの検討を支援するほか、計画実行前に誤りの可能性を事前に検知する機能も提供する。

さらに、マルチエージェント型AIアーキテクチャを導入し、サプライチェーンデータをリアルタイムで分析するとともに、例外事象が発生した際には対応シナリオを自動提案する自律型のサプライチェーン管理体制の構築を進める。

Xionexのリュ・ドンシク代表は「単なる機能拡張ではなく、AIエンジンを自社で設計・運用できる技術基盤を確保した意義は大きい。マルチエージェント型AIアーキテクチャを基盤に、例外状況への対応シナリオを自動提案する自律型サプライチェーン管理を実装していく」とコメントした。

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