MetaがAI処理向けの独自チップ「MTIA」4種を公開した。NVIDIAやAMDへの依存を抑えつつ、自社データセンターのコスト効率を高める狙いがある。CNBCが11日(現地時間)に報じた。
Metaによると、このうち「MTIA 300」は既に配備済みで、同社の主要なランキング・レコメンド処理を支えている。「MTIA 400」「MTIA 450」「MTIA 500」は生成AI向けに投入する方針だ。
Metaのエンジニアリング担当バイスプレジデント、ソン・イジュン氏は、「6カ月ごとに新チップを投入するのは、半導体専業メーカーでも異例だ」と述べた。急拡大するデータセンター需要への対応を急いでいることを示したとみられる。
Metaはルイジアナ州、オハイオ州、インディアナ州で大規模データセンターを建設しており、テキサス州でも追加用地を検討している。一方で、AIチップの生産に欠かせない高帯域幅メモリ(HBM)の不足は、今後の制約要因となる可能性がある。
同社は最近、NVIDIAとAMDの両社と長期契約を締結し、チップ調達先の多様化を進めている。独自チップの開発も、その延長線上にある取り組みと位置付けられる。
MetaのAIチップは台湾のTSMCが製造を担う。ソン氏は、独自開発によって半導体供給源の分散を進め、価格変動にも柔軟に対応できるとの考えを示した。
著者について