暗号資産XRPの支持者として知られる開発者のヴィンセント・バン・コード氏が、XRPは依然として本格評価の前段階にあるとの見方を示した。XRP Ledger(XRPL)の技術的な潜在力は現在の市場価格に十分反映されていないとし、XRPを2030年以降まで保有する方針とともに、長期的には100〜1000ドルに達する可能性があるとの個人的見通しを明らかにした。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが3月10日付で伝えた。同氏はX(旧Twitter)への投稿で、2021年にXRPを約0.50ドルで初めて購入したと説明。足元では約1.40ドルで推移しており、購入時点からみれば約300%上昇した計算になるとした。
一方で、保有額は大きくなく、「人生を変えるほどの規模ではない」とも述べた。そのうえで、XRPを保有し続ける理由については、調べれば調べるほど長期的な可能性への確信が強まったためだと説明した。
同氏は、XRPの基盤技術であるXRPLを自ら分析し、ネットワークの検証を進めるなかで、既存の金融インフラを変え得る力があると判断したという。世界の金融システムはいまなおCOBOLベースの旧式システムへの依存が残っており、XRPLはその構造を見直すきっかけになり得ると主張した。
さらに、Teslaが電気自動車で既存の自動車市場に変化をもたらした例を引き合いに出し、ブロックチェーンベースの決済ネットワークは、国境をまたぐ価値移転の仕組みを近代化できると論じた。
同氏によれば、XRPはすでに一部のグローバル決済フローに影響を及ぼしているものの、その技術的価値は相場に十分織り込まれていない。暗号資産市場では相場操縦的な動きが起こることもあり、短期的な値動きだけで資産価値を測るのは難しいとの認識も示した。
もっとも、こうした見方に市場参加者の全員が同調しているわけではない。直近の相場サイクルでは、XRPの上昇ペースがSolana(SOL)やBinance Coin(BNB)に比べて鈍いとの指摘も出ている。
これに対し同氏は、XRPは約10年前の0.007ドル前後から現在までに200倍超上昇していると反論した。投資家はしばしば1000倍リターンをうたう投機的トークンに目を奪われがちだが、そうした資産は投資というより賭けに近い場合もあると語った。
また、暗号資産の評価ではリスクリワードの観点が重要だとも指摘した。XRPは小規模な投機性トークンに比べて下値リスクが相対的に低い一方、採用が広がれば上値余地は大きいと主張。過去の値上がり率だけで投資判断を下すのは誤りだとして、技術、ユースケース、パートナーシップ、ネットワーク構造を長期目線で検証する必要があると強調した。
バン・コード氏は、XRPを2030年以降まで長期保有する計画だとしたうえで、「2021年初頭にXRPの購入を決めた時、価格は0.50ドル前後だった。5年後の現在は1.40ドル前後で、約300%の上昇だ。保有額は少ないため、300%上がっても人生が変わるわけではない」と振り返った。さらに、XRPを保有し続ける意義は、学びを深めるほど将来性への確信が強まっている点にあると付け加えた。