AIネットワークのスタートアップEriduは3月10日、シリーズAで2億ドル(約300億円)を調達した。TechCrunchが報じた。光接続の削減とチップ側の通信強化を軸に、既存のデータセンターネットワークの代替を狙う技術開発を進める。
今回の調達ラウンドは、Socratic Partners、ジョン・ドーア、Matter Venture Partnersなどが主導した。これにより、Eriduの累計調達額は2億3000万ドル(約345億円)となった。
創業者のドリュー・パーキンスは、1980年代からネットワーク技術の開発に携わってきた。1999年には光スイッチメーカーのLightera Networksを設立し、その後Cienaに5億ドル超で売却。さらにInfineraを創業し、同社もNokiaに23億ドル(約3450億円)で売却した。
TechCrunchによると、パーキンスは2023年、OpenAIのサム・アルトマンCEOとの会話をきっかけに、AIチップをつなぐネットワークの重要性を認識し、Eriduを立ち上げたという。
Eriduは、既存のデータセンターネットワークの代替を狙う新たなチップとシステムを開発している。従来の光ケーブル接続を減らし、チップ側の通信を強化することで、コスト削減と性能向上の両立を目指す。
パーキンスは、「GPUの計算性能とメモリ帯域幅は毎年10倍の勢いで伸びる一方、既存のネットワークスイッチの改善は2~3年で2~3倍にとどまる」と指摘。AI時代に適した新たなネットワーク設計が必要だと強調した。
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