Amazon Web Services(AWS)は3月11日、NTT DOCOMOがAWSと自社オンプレミスのネットワーク機能仮想化(NFV)基盤を組み合わせたハイブリッドクラウド環境で、商用5Gコアの提供を開始したと発表した。AWSによると、こうした構成による商用5Gコアの導入はアジア太平洋地域で初めてだという。
AWSは2022年から、NTT DOCOMOおよびNEC Corporationとともに、レジリエンス、俊敏性、柔軟性を備えた通信事業者向けのキャリアグレード基盤の構築に向けた概念実証(PoC)を支援してきた。
NTT DOCOMOは現在、AWSのAgentic AI機能を活用し、5Gコアの設計・展開を自動化している。これにより、導入期間を約80%短縮したという。今回の取り組みを通じて、安定したサービス提供と迅速なイノベーションを支える基盤を整え、顧客体験の継続的な改善につなげる方針だ。
NTT DOCOMOでコアネットワーク設計部門の本部長兼執行役員を務めるヒラグチ・ノブコ氏は、「AWSのスケーラブルなクラウドサービスとNECの高信頼な5Gコアを統合することで、AIなど先端技術を柔軟に取り込める基盤を整備した」とコメントした。
その上で、「オンプレミスとクラウドを組み合わせることで、ネットワークの安定性と需要への対応力も高まった。AIによる自動化でクラウド基盤上の5Gコア構築期間を短縮し、顧客により迅速にサービスを提供できるようになった」と述べた。
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