チャールズ・ホスキンソン氏のイメージ画像。画像提供:Gemini

Cardano(ADA)創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は、現在の暗号資産市場について、投資家心理が過去15年で最悪の水準に落ち込んでいるとの見方を示した。Bitcoin(BTC)が下げ後にやや持ち直した一方で、アルトコインは一段と厳しい局面が続いているという。

ブロックチェーンメディアのTheCryptoBasicが10日(現地時間)に報じたところによると、同氏は最近配信したYouTubeポッドキャストで、長年この業界を見てきた中でも、ここまで恐怖や疑念、不確実性が広がった局面はなかったと語った。足元の相場下落に加え、業界内の対立も重なり、市場センチメントが大きく悪化したと説明している。

ホスキンソン氏は、デジタル資産に対する先行き期待がしぼみ、市場心理は総じて弱気に傾いていると指摘した。BTCは昨年10月の約12万6200ドル(約1893万円)から、今年2月には6万ドル(約900万円)まで下落。その後、足元では約7万1000ドル(約1065万円)まで戻している。

一方で、下げはアルトコインでより深刻だ。全体の38%超が過去最安値に近い水準にあるという。市場の不安心理を示す暗号資産の恐怖・強欲指数も先月、5まで低下し、「極度の恐怖」水準を記録した。

同氏は、市場心理の悪化を決定づけた主因の一つとして、昨年10月10日に発生した大規模な急落を挙げた。この局面では、1日で約190億ドル(約2兆8500億円)相当の時価総額が失われ、業界でも最大級の清算の一つになったとしている。

表向きのきっかけは、ドナルド・トランプ米大統領が中国製輸入品に対する関税を100%へ引き上げると表明したことだったとみられる。ただ、一部の業界関係者は、取引所間の競争やステーブルコインを巡るマーケティングなど、複数の要因が重なった可能性もあると指摘している。

もっとも、ホスキンソン氏は暗号資産業界が今回の低迷を乗り越えられるとの認識も示した。同氏は「この状況を打開するには、より優れた技術と体験を提供し、人々が再び前向きになれる理由をつくることが必要だ」と述べた。

その上で、Cardanoのエコシステムが協調を通じてガバナンスを強化し、実用性とユーザー体験を改善できれば、分散型システムの強みを示せるとの見方を示した。こうした変化が実現すれば、Cardanoは暗号資産イノベーションの新たな先導役になり得るとも付け加えた。

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