Teslaを巡る市場の評価が分かれている。Cybertruckは8000万ウォン台の価格帯が奏功し、発売から1週間で実質的に年間販売分が売り切れる水準に達した。一方で、FSD(完全自動運転)の譲渡条件見直しを受け、購入者の不満が広がっている。販売面の勢いと運用方針を巡る反発が併存する構図だ。
TeslaはカナダでModel 3の在庫を移し、中国生産車の輸入に備える動きもみせた。環境負荷に関する評価では、EVメーカーの中で最も環境に配慮したブランドと位置付けられた。
ただ、2026年1〜3月期の世界EV販売ではModel Yが首位モデルとなったにもかかわらず、市場の反応は必ずしも強気ではない。Teslaでは成果と懸念が同時に表面化している。
中国EV大手BYDの動きも目立っている。次世代電池技術を前面に打ち出し、競争力の再強化を急ぐ構えだ。
BYDは「ブレードバッテリー2.0」を公開し、航続距離1000km、10分の急速充電を掲げる電動セダンを披露した。超高速充電を軸に、EV電池の競争軸を変える可能性を示した形だ。
もっとも、市場環境は厳しい。2026年1〜3月期の販売台数は前年同期比36%減となり、中国EV市場の競争激化の影響を受けたとみられる。技術革新を打ち出す一方で、販売の減速という課題にも直面している。
モビリティ市場全体では、自転車分野でも電動化と用途の多様化が進んでいる。Heybikeは軽量電動自転車「Venus」を投入し、性能と携帯性の両立を訴求した。
Kuwaharaは映画「E.T.」に着想を得たレトロ調BMX「Grasshopper1」を発売。Orbeaは都市型電動自転車「Carpe」を公開し、実用性を前面に出した。Quirk Cyclesは長距離走行を意識したスチール製のロード・グラベルバイクを投入している。
電動化、レトロデザイン、都市移動、ロングライドといった異なる需要を狙った製品投入が相次ぎ、自転車市場でも競争が広がっている。
米自動車市場では、政策が新たな変数として浮上している。ドナルド・トランプ氏の政策方針や発言がEV市場に予想外の影響を及ぼし、結果的にEV販売を後押ししているとの見方も出ている。
一部の完成車メーカーは、プラグインハイブリッド車を活用して規制対応を図る動きも見せる。電動化への移行が進む中、政策・規制への対応力が新たな競争要因になりつつある。
車載ソフトウェアを巡る課題も改めて浮上した。ソフトウェア定義車両(SDV)の普及が進み、車載AIの役割が拡大する中、中国で起きた事故をきっかかけに、AIが車両の中核機能を制御する構造のリスクに再び注目が集まっている。
一方、既存メーカーも次世代EVの投入を急ぐ。BMWはEVラインアップ拡充を加速しており、クーペスタイルの電動SUV「BMW iX4」の発売が近づいている。デザインは既存の「BMW iX3」よりシャープになる見通しだ。
3月18日に公開予定の新型「BMW i3」は、次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」を基盤とするモデルとして注目を集めている。BMWは次のEV時代を見据え、デザインと技術の刷新を本格化させている。