ヤン・ルカン氏が創業したAMI Labsが、ワールドモデルの開発に向けて10億3000万ドルを調達した。SiliconANGLEが10日(現地時間)に報じた。
今回の資金調達には、キャシーイノベーション、Greycroft、Hiro Capital、ジェフ・ベゾス氏率いるBezos Expeditionsのほか、NVIDIAやSamsung Electronicsも参加した。AMI Labsの企業価値は35億ドルと評価された。
ルカン氏は昨年、Metaを離れた後にAMI Labsを設立した。Metaでは10年以上にわたりAI研究部門を率い、LlamaシリーズやPyTorchの開発を主導した。
AMI Labsは、カメラやセンサーデータを解析するワールドモデルの開発を進めている。航空機部品の設計最適化やヘルスケア、ロボティクスなど幅広い産業分野でのAI活用を視野に入れる。環境を予測して作業計画を立てるロボット技術の開発にも取り組んでいるという。
同社は、既存の生成AIとは異なる発想で新たなAIアーキテクチャの構築を目指している。ルカン氏がMeta在籍時に開発したAIモデル「JEPA」を活用する可能性が高いとみられる。JEPAは、データから不要な情報を取り除いて効率を高める点が特徴とされる。
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