Adobeは10日(現地時間)、Photoshop向けのAIアシスタントをWeb版とモバイル版でベータ提供するとともに、Fireflyの画像編集機能を拡充した。自然言語による編集操作に対応し、オブジェクトの追加・削除や背景補正などの機能を強化する。
TechCrunchによると、AdobeはこのAIアシスタントを2025年10月の「MAX」で初公開していた。今回の更新により、ユーザーは画像内のオブジェクトや人物の削除、色の変更、照明の調整などをAIで行えるようになる。自然言語で指示することで、柔らかな光の効果を加えたり、指定した形式でトリミングしたり、影を強調したり、背景を変換したりできる。
Adobeは、有料版Photoshopのユーザーに対し、4月9日までAIアシスタントを無制限で提供する。無料ユーザーはAIアシスタントを20回まで利用できる。あわせてAIマークアップ機能をパブリックベータで追加し、画面上にマーカーで示した内容を基に、AIアシスタントでオブジェクトを変形できるようにした。花を描き加えたり、オブジェクトを削除したうえで背景を補正したりする操作を想定している。
Fireflyにも、生成AIによる画像編集機能を追加した。Photoshopで提供してきた「Generative Fill」をFireflyでも使えるようにし、オブジェクトの追加や背景補正に対応する。このほか、オブジェクト除去向けの「Generative Remove」、画像サイズを拡張する「Generative Expand」、解像度を高める「Generative Upscale」、ワンクリックで使える背景削除ツールも加えた。
Adobeは2月から、Fireflyの契約者に無制限のAI生成機能を提供している。さらに、Google Nano Banana 2、OpenAIの画像生成ツール、Runway Gen-4.5、Black Forest LabsのFlux.2 Proなど、25以上の外部の動画・画像生成モデルも追加した。