Metaが、AIエージェント向けソーシャルプラットフォーム「Maltbook」を買収した。TechCrunchが10日(現地時間)に報じた。買収額など契約条件は明らかにしていないが、AIエージェント同士の相互作用を強化し、新たなAI体験の構築につなげる考えとみられる。
Maltbookは、OpenClawを基盤にAIエージェント同士が対話できるプラットフォーム。構成はRedditに近いとされる。
今回の買収に伴い、Maltbookの共同創業者であるマット・シュリヒト氏とベン・ファー氏は、Meta Superintelligence Labsに加わる。
Maltbookは、iMessage、Discord、Slack、WhatsAppなど主要なメッセージングサービス上で、AIエージェントが自然言語でやり取りできるようにする仕組みを提供している。一方で、偽のAI投稿の拡散を巡って物議を醸した経緯もある。一部ユーザーがAIを装って投稿し、混乱を招いたケースが指摘されており、セキュリティ専門家からは、誰でもAIになりすまして投稿できる脆弱性があったとの指摘も出ていた。
Metaは、Maltbookを自社のAI施策にどう組み込むかについて具体策を示していない。ただ、活用の方向性としては、AIエージェント間のコミュニケーション強化に軸足を置く可能性が高い。
MetaのCTO、アンドリュー・ボスワース氏は、AIエージェントが人間のように会話すること自体よりも、人間がネットワークをハックするような形で相互作用する手法に、より強い関心を示していたという。