XRPを巡っては強気論と懐疑論が交錯している。写真=Reve AI

暗号資産XRPの将来価値を巡り、強気と弱気の見方が改めて市場の注目を集めている。デジタル資産投資会社K9Strategyのクレメンテ会長はX(旧Twitter)で、XRPが自身の保有資産で3番目に大きい銘柄になったと明らかにした上で、「0ドルか25ドルか」とも言える極端な見通しを示した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが9日(現地時間)に報じた。クレメンテ氏によると、保有順位はBitcoin、HYPEに続いてXRPだという。

同氏は、個人投資家の需要が今後も拡大すれば、XRP価格が25ドルまで上昇する可能性があると主張した。一方で、長期的にみて実際の価値を示せなければ、無価値になる可能性もあるとの見方を示した。

この見通しについては、約12カ月後に答え合わせをするとしている。あわせて、コミュニティの関心の高さと投機的な勢いを理由に、ミームコインSPX6900(SPX)にも投資していると述べた。

この発言は暗号資産コミュニティで急速に拡散した。過去にXRPに懐疑的な見方を示していた人物が実際に投資へ踏み切った点に、関心が集まっている。

XRP Ledger(XRPL)の開発者の1人であるVet氏は、この投稿に対し「銀行家の世界へようこそ」と反応した。XRPを金融機関向けの決済インフラとして位置付ける従来の見方を踏まえた反応と受け止められている。

もっとも、市場では25ドルという想定を過度に強気とみる声もある。足元のXRP価格は1ドル台半ばで、流通量は610億枚超。単純計算では、25ドルに達するには時価総額が1兆5000億ドル超(約225兆円超)まで膨らむ必要があるとの指摘が出ている。

著名投資家による大型投資の事例もある。レバレッジ取引で知られるジェームス・ウィン氏は昨年10月、XRPに約2500万ドル(約37億5000万円)を投じたと明らかにした。XRPには「銀行システムを変える潜在力がある」と評価する一方で、高リスクの賭けでもあると認めている。

今回の論争は、XRPの長期見通しを巡って市場の見方が大きく割れている現状を改めて浮き彫りにした。支持派は、国際送金や資産のトークン化といった分野でのXRPL活用に期待を寄せる。一方、懐疑派は、実際の採用拡大が現在の強気シナリオを正当化できるか疑問視している。

クレメンテ氏はXで、「XRPは正式に私の暗号資産保有の3位になった。個人が完全に熱狂すれば25ドルまで上がるかもしれないし、まったく価値のないものとして0になるかもしれない。その中間はない。12カ月後に確認する」と投稿した。

キーワード

#XRP #XRPL #K9Strategy #暗号資産 #時価総額
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.