KOSDAQ市場に資金流入の動きが強まっている。上場廃止基準の厳格化など市場健全化策への期待を背景に、これまでKOSPIから離れていた外国人資金がKOSDAQに向かっている。10日に韓国株式市場で初めて上場したKOSDAQアクティブETFも、初日から大きな売買を集めた。
韓国取引所によると、2月5日から3月10日までのKOSPIでは、個人が16兆9366億ウォンを買い越した一方、外国人は27兆3071億ウォンを売り越した。機関は7兆9301億ウォンの買い越しだった。
これに対し、KOSDAQでは同期間に個人が3兆4544億ウォンを売り越した一方、外国人は2兆1629億ウォン、機関は2兆5528億ウォンをそれぞれ買い越した。KOSPIと対照的に、KOSDAQでは外国人、機関ともに買い越しが目立った。
背景には、KOSDAQ市場の質改善に対する期待がある。
韓国取引所は、半期末時点で完全資本欠損に陥った企業を上場適格性に関する実質審査の対象に加えるほか、不誠実開示に対する累積罰点要件も厳格化する方針だ。いわゆるゾンビ企業の退出を促し、市場の質を高めるとの見方が、機関投資家や外国人の投資心理を支えている。
こうした流れは、10日に上場したKOSDAQアクティブETFにも及んだ。
Samsung Active Asset Managementの「KoAct コスダックアクティブ」と、Timefolio Asset Managementの「TIME コスダックアクティブ」は、上場初日の売買代金はそれぞれ5752億ウォン、4735億ウォンとなり、合計で1兆ウォンを超えた。
アクティブETFは、KOSDAQ150など特定指数への連動を目指すパッシブ型と異なり、運用担当者が有望銘柄を選別して超過収益の獲得を狙う商品だ。今回上場した商品は、時価総額順位に縛られず、組み入れ比率に大きく差をつけた点が特徴となっている。
Samsung Active Asset Managementは、KOSDAQで時価総額60位圏のSung Ho Electronicsを8.97%組み入れた。Timefolio Asset Managementも、47位圏のAlgnomicsと30位圏のFADUを、それぞれ2.38%、3.06%組み入れている。
こうした組み入れ内容が前日の時間外取引で意識され、Qurient、Sung Ho Electronics、Algnomicsなど中小型株が10~20%上昇する場面もあった。10日もSung Ho Electronicsが28.31%、Qurientが25.37%上昇し、ストップ高に迫った。
業界では、今回のアクティブETF上場がKOSDAQ中小型株への資金流入の裾野を広げる可能性があるとみている。KoAct コスダックアクティブでは、時価総額50~150位圏の銘柄比率が全体の37%を占め、既存のKOSDAQ150パッシブETFの約23%を上回る。KOSDAQ150指数に含まれない銘柄の比率も10%水準に達する。
規制緩和も、アクティブETF市場の拡大に向けた追い風になりそうだ。
現在、アクティブETFには、比較指数との相関係数を0.7以上に保つ規制が課されている。だが、金融当局は上期中の同規制廃止を推進しており、今後は運用担当者の裁量を最大限に生かしたフルアクティブ運用が可能になる見通しだ。
Hana Securitiesの研究員、パク・スンジン氏は「KOSDAQアクティブETFはKOSDAQ全体指数を活用し、銘柄選択の幅を広げた」としたうえで、「アクティブ運用の成果による差別化が期待される。相関係数規制がなくなり、フルアクティブ運用が可能になれば、組み入れ銘柄構成による収益率格差はさらに鮮明になる可能性がある」と分析した。