デジタル資産ベースのフィンテック企業Suhoioは3月10日、訪韓外国人向け決済サービス「Tiko Pay」を開始したと発表した。PBM(Purpose Bound Money、目的連動通貨)技術を活用したデジタルバウチャー型の決済サービスで、韓国滞在中の両替や支払いの不便解消を狙う。
Tiko Payは、外国人旅行者が韓国で直面しやすい両替や決済の課題に対応するプラットフォームだ。同社によると、訪韓外国人は両替所を探す手間がかかるうえ、国際カードの利用時には高い海外決済手数料を負担するケースが多かった。
とりわけ東南アジアや中国の旅行者では、国際クレジットカードの普及率が低く、既存の決済手段が利用しにくい場合もあり、支払い手段の確保が課題になっていたという。
Tiko Payは、PBM技術を活用したデジタルバウチャー方式を採用する。利用者がアプリでデジタルバウチャーを購入すれば、韓国内の提携加盟店で別途両替することなく、そのまま決済できる。
手数料は従来の両替所より低い3.5%程度に設定し、料金体系の透明性も訴求する。全取引を対象にキャッシュバックも提供する。
Suhoioはまず、デジタル決済に慣れたグローバルWeb3コミュニティのユーザーを主な対象とする。ソウル市江南区を拠点に、現地の飲食店やカフェを中心とした実証キャンペーンを展開し、その後は東南アジア・中国の旅行者、韓国に長期滞在する外国人、一般観光客へと段階的に広げる方針だ。
Suhoioの事業責任者は「Tiko Payは、訪韓外国人が韓国で感じる決済と両替の不便を解消するためのソリューションだ」としたうえで、「PBM技術を基盤に、低コストで透明性が高く、使いやすいグローバル決済体験を提供し、韓国を訪れる旅行者にとって必須のアプリとして定着させたい」と述べた。