画像=AWS

Nokiaは3月10日、Amazon Web Services(AWS)と連携し、ライブ5Gネットワーク向けにエージェンティックAIベースの5G-Advancedネットワークスライシングソリューションを導入したと発表した。通信事業者が需要が発生する場所や時間帯に応じてプレミアムサービスを提供できるよう支援する。

両社によると、このインテントベースの5Gスライシングは、Nokiaのネットワークスライシング技術とAWSのAI基盤を組み合わせたもの。アラブ首長国連邦(UAE)の通信大手2社の一つであるduと、フランスのグローバル通信事業者Orangeが、それぞれ自社ネットワークでの導入を検討している。

ネットワークスライシングは、単一の物理ネットワーク基盤を複数の独立した仮想ネットワークに分割する技術。AWS上で稼働するNokiaのAIスライシングソリューションは、位置情報、イベント情報、交通情報、事故情報、地図データなどの実世界データをエージェンティックAIで分析し、通信事業者による適応型のネットワークスライシング提供を支援する。

両社は、このアプローチによって変化する利用環境に応じたプレミアムサービスを柔軟に提供できるようになり、必要な場所とタイミングで最適な性能を確保することで、幅広いアプリケーションやユースケースで顧客価値の向上につながるとしている。

通信事業者は、トラフィックの急増や緊急事態、大規模集会といった予測しにくい事象が発生した際、ネットワーク性能の最適化が難しく、サービス品質の低下やリソースの非効率な利用を招くおそれがある。これに対し、自律型のネットワークスライシングインテリジェンスは、地域ごとの逼迫した通信状況にも動的に対応し、運用を最適化できるようにするという。

AWSでGTMおよびテレコムソリューション部門のグローバルディレクターを務めるアミール・ラオ氏は、「ネットワークスライシングは長年、通信事業者にとって新たな収益源になり得ると期待されてきたが、手動設定と静的なポリシーに依存していたため、エンドユーザーにオンデマンドで提供するには限界があった」と述べた。

その上で同氏は、「Amazon BedrockのエージェンティックAI機能をNokiaのアプリケーションに統合したことで、通信事業者はトラフィック急増から緊急事態まで、実際の運用環境に応じて動的に対応する、インテリジェントで状況認識型のネットワークスライシングを提供できるようになった」と語った。

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