LG Electronicsは3月10日、集合住宅向けAIホームソリューションの供給を拡大し、建設B2B事業の強化を進めると発表した。2025年からPOSCO E&Cの住宅ブランド「The Sharp」のマンション向けにAIホームハブ「ThinQ ON」を供給しており、累計導入戸数は1万戸を超えた。
「ThinQ ON」は生成AIを搭載したホームハブ。利用者との自然な会話を通じて文脈を理解し、生活パターンを学習する。LG Electronicsの家電に加え、さまざまなIoT機器を音声で操作できる。
例えば、「エアコンを消してロボット掃除機を動かして。さらに1時間後に除湿機をつけて」といった複数の指示にも対応する。家電の一括オン・オフのほか、「寝室の照明を全部消して」といった部屋単位での機器操作も可能だ。
LG ElectronicsがAIホームプラットフォーム「ThinQ」アプリで提供する集合住宅向け機能「団地連携」の適用戸数も、2026年1〜3月時点の累計で30万戸を超えた。エレベーターの呼び出し、駐車位置の確認、照明・暖房・換気・コンセント・ガスバルブの制御、来訪履歴の確認、コミュニティ施設の予約などに対応する。
「ThinQ ON」と組み合わせることで、アプリを操作しなくても、音声だけでこうした集合住宅内の利便機能を利用できるという。
LG Electronicsは、集合住宅向けAIホームソリューションを建設B2B市場拡大の中核事業の一つと位置付ける。建設会社向けには、ビルトイン家電とAIホームソリューションを一体で提供している。
HS AIホームソリューション事業開発担当のノ・ボムジュン氏は、「LG Electronics独自の家電技術に、AIホームプラットフォーム『ThinQ』とハブ『ThinQ ON』を組み合わせた統合ソリューションを前面に打ち出し、最適な空間体験を提供していく。建設B2B市場での事業拡大を加速したい」と述べた。