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Microsoftは5月、企業向け新サブスクリプションプラン「Microsoft 365 E7」を発売する。価格は1ユーザーあたり月額99ドル(約1万4850円)。従来は個別提供していたMicrosoft 365 E5やMicrosoft 365 Copilot、Agent 365などを一体化し、企業におけるAI活用の定着を後押しする。

E7は、最上位の企業向けプランであるE5に加え、Entra Suite、Defender、Intune、Purviewなどの機能を含む統合パッケージだ。Microsoft 365 CopilotとAgent 365も組み込む。

個別に契約した場合の月額は、E5が60ドル、Entra Suiteが12ドル、Copilotが30ドル、Agent 365が15ドルで、合計117ドルとなる。E7はこれを下回る価格に設定した。

Agent 365は、社内で利用するAIエージェントをIT部門やセキュリティ部門が一元管理するためのプラットフォーム。5月1日に正式リリースする。

Microsoftはあわせて、Anthropicと共同開発した「Copilot Cowork」も公開した。Anthropicの「Claude Cowork」と同様のエージェント型アーキテクチャを採用し、Microsoft 365のテナントクラウド環境上で動作する。企業のデータ保護ポリシーを維持しつつ、「Work IQ」機能を通じて、ユーザーのメール、ファイル、会議、チャットのデータと連携する。

Copilot Coworkは現在、一部顧客を対象にクローズドパイロットを実施している。3月中には、フロンティアプログラム参加顧客向けにリサーチプレビューとして提供する予定だ。

今回のE7投入の背景には、Copilotの有料契約の普及が伸び悩んでいることがある。Microsoftの企業向け顧客基盤約4億5000万のうち、有料契約者は3%にとどまるという。E7としてバンドル提供することで、Copilotを追加オプションではなく、標準的な業務環境として定着させる狙いがある。

Microsoftによると、Copilotの有料利用は前年同期比で160%超増加し、日次アクティブ利用も10倍に拡大した。

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