国家AI戦略委員会は3月9日、イム・ムニョン常任副委員長がウ・ウォンシク国会議長、ユン・ウィジュン韓国工学アカデミー会長と会談し、AI人材の確保・育成戦略について意見を交わしたと発表した。
会談は国会議長室で開かれた。AI人材を巡る国内外の動向と政府の関連政策を確認するとともに、国会側に求める協力事項を共有することが目的だった。
出席者は、AI人材の確保は特定の機関や省庁だけで解決できる問題ではなく、国家的な課題だとの認識で一致した。あわせて、省庁や機関の枠を超えた対応体制の整備が必要だとの見方も共有した。
イム常任副委員長は、AI人材に対する見方や評価のあり方も見直す必要があると説明した。学歴や論文を重視する従来型の評価から転換し、中国の実務博士制度のように、実務経験や技術成果などを適切に反映できる柔軟な人材認定の枠組みを整えるべきだと述べた。
そのうえで、AI人材は確保するだけでは不十分で、国内で研究や起業、産業活動に継続的に取り組める環境整備も必要だと指摘した。企業や産業エコシステムが人材を積極的に受け入れ、育成できる基盤の強化も求めた。
またイム常任副委員長は、画一的な公平性だけでは対応が難しい分野があるとして、公的部門の戦略的な役割の重要性を強調した。より柔軟で競争力のある制度設計を通じ、優秀な人材を確保するための政策基盤を整えるべきだと訴えた。
国家AI戦略委員会は今後も、国会、学界、産業界との連携を続け、AI人材の育成、誘致、活用に向けた政策課題を継続的に洗い出し、議論を進める方針だ。
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