科学技術情報通信部と韓国産業技術振興協会は3月9日、「2026年3月の韓国エンジニア賞」の受賞者を発表した。受賞したのは、Samsung Electronicsのチェ・ジョンミン主席研究員と、Hanmi Pharmaceuticalのイム・ホテク製剤研究所長だ。
チェ氏は、3次元構造トランジスタ「FinFET」向け配線構造の設計最適化を進め、トランジスタと配線の接触部について、幅を14%、高さを29%削減した。これにより、既存プロセス比で消費電力を6%低減し、性能を3%以上高めた低消費電力半導体の実現につなげたという。4ナノ世代を基準にみると、競合他社との差は2024年の1.2年から、2025年には2年以上へと拡大したとしている。
イム氏は約20年にわたり、製薬分野で複合・改良新薬の研究開発に取り組んできた。高血圧と脂質異常症を同時に治療する複合新薬の製品群は、2020年から2024年まで韓国国内の高血圧治療薬市場で首位を記録した。
また、胃食道逆流症向けの改良新薬では、薬効のばらつきという課題を改善した。これにより、韓国国内のプロトンポンプ阻害薬(PPI)市場で、2021年から2024年まで処方実績首位を記録した。
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