Naverは3月9日、ショート動画サービス「CLIP」のクリエイター向け支援策を強化すると発表した。年内にAI編集機能を導入するほか、分析機能の拡充や収益対象の拡大、Naverアプリ内の「CLIPタブ」の刷新を進める。
同社は3月8日、Naver 1784社屋でCLIPチーム主催の第3回「CLIP Creators Day」を開催し、各分野のCLIPクリエイターに対して今後の支援策とサービスの方向性を示した。
◆AI編集機能を年内導入、分析機能も拡充
CLIPは、クリエイターがより効率的にコンテンツを制作し、成果を分析して次の戦略に生かせるよう、技術面の支援を強化する。
まず年内に、制作工程の簡略化を支援するAI編集機能を導入する。AI編集機能は、同じ場所で撮影した動画や画像を自動で分類・整理し、メディア情報を分析してタグを付与するほか、コンテンツに合ったハッシュタグや音源を推薦するなど、制作の利便性向上につなげる。
あわせて、クリエイターが各種指標の確認や収益管理を行う「CLIP Creator Application」の機能も強化する。投稿コンテンツの分析機能を新たに追加し、流入元や視聴時間などを確認できる詳細な分析ツールを提供する。
さらに、「今月のハッシュタグミッション」「クリエイター月間アワード」「今月の活動ミッション」などの収益化プログラムを、一覧で確認・管理できるようにする方針だ。
◆収益対象を拡大、CLIPタブ刷新でファンダム形成後押し
CLIPはこれまでも、ショート動画の視聴トレンドを収益モデルに反映しながら、クリエイター向け報酬を拡大してきた。2025年には、ホームフィードなどフィード面での閲覧も報酬算定に反映する仕組みに改めた。
2026年は、ショート動画に加え、テキストと画像を組み合わせた投稿コンテンツまで収益対象を広げる。
クリエイターのコンテンツがファンダム形成につながるよう、Naverアプリ内の「CLIPタブ」も全面刷新する。新しいCLIPタブは、好みに合った新たなクリエイターの動画を見つける「探索」、気に入ったクリエイターの新着コンテンツを受け取る「購読」、自分が作成したコンテンツを一覧で管理できる「My CLIP Board」で構成する計画だ。
キム・グァンヒョン最高データ・コンテンツ責任者(CDO)は「AI時代には、コンテンツそのもの以上に、それを生み出すクリエイターの存在が重要だ」とコメントした。その上で、「クリエイターが生み出した質の高いコンテンツがNaver全体のサービスや技術と連携し、より多くのユーザーに届くよう、支援と投資を続けていく」と述べた。